10iPadやアプリの使い方を教わり、基本的な知識や技術を身につけたうえで、SDGsをテーマとしたクレイアニメーション映画を制作しました。シナリオや絵コンテ作り、BGM、撮影まですべて生徒たちで行うのですが、誰か一人の力ではできないことがたくさんあって、みんなで協力することの大切さを学ぶことができました。完成した映画は「SDGs映画祭」で発表。私たちのグループが作品を通して訴えかけたのは、「ポイ捨てをしてはいけない」ということです。この取り組みを通して、SDGsについてもっと詳しく学びたいと思うようになりました。今私たちは、公園の遊具の減少を止めるプロジェクトに取り組んでいます。これまでは、何かの許可を得るためにどこかへ電話をするという経験をしたことがありませんでした。地域貢献プロジェクトでは、そうしたことも全部生徒自身が行います。この経験を通して、自分たちのプロジェクトを何も知らない人に説明することの大変さを学ぶことができました。私が考えたチラシが採用され、実際に配るために印刷してもらえたのはとてもうれしかったです。また日頃から文章を書く機会が多いことも、大人とのメールのやり取りを円滑にする際に活きたと思います。国際協力プロジェクトの取り組みを通して、日本とは異なった生活様式や文化を持ち、課題を抱えている国について真剣に考えたことが大きな学びになりました。教科書やSNSの情報として接する時よりも、対象とした国のことを身近に感じられ、世界の問題を自分事として捉えられるようになったと思います。中学の頃から課題を発見し、どうしたらその課題を解決できるのかといった考察を繰り返し行ってきたため、課題発見から仮説の組み立てまでスムーズに進めることができました。大学では心理学や哲学を学び、コミュニティ作りに役立てていきたいです。中学1年S.O手帳メーカーの伊藤手帳株式会社とコラボレーションし、オリジナルの「SDGs手帳」を制作しました。グループでの企画に関する話し合いの中では突飛な意見も出たりしましたが、みんなのアイデアや意見をまとめる力が身についたと感じています。聖徳学園ではSTEAM教育や総合の時間などでプレゼンを行う機会が多く、そこでの経験が、企業の方へのプレゼン資料作成やプレゼン本番に役に立ちました。今後は自分の住んでいる地域が抱えている問題を調べ、自分なりの解決策を出すことを学んでいきたいと思っています。中学3年M.Oいかにして校外の人々とコミュニケーションを取り、仲間たちと協力していくか。それが地域貢献プロジェクトで得たものです。地域の活動家の方と話したり、作成したポスターを貼らせていただくためにお店や小学校を訪ねる中で、どうすれば自分の話を聞いていただけるかなど、多くのことを学びました。また授業で学んだ人に訴えかけるポスターの作り方や上手なプレゼンの仕方などは、プロジェクトの進行や成果発表のプレゼンの中で、実際に活かすことができました。これからも多くの人々と話し、さまざまな文化を体験し、多様な価値観を身につけていきたいです。高校2年Y.I聖徳学園在校中は、勉強だけでなく、書道部の活動をはじめとする課外活動にも励みました。中3の時のニュージーランドでのホームステイが印象に残っています。ホストファミリー達と交流する中で、多様な文化や価値観に触れられ、自分の視野を広げる良い経験となりました。中1の地理の先生の授業で世界の宗教に興味を持ったことから、 大学では宗教学を専攻。大学で学ぶ中で、より抽象的な「死」という概念に関心を抱き、ペットの死に際して用いられる「虹の橋を渡る」という表現についてインタビュー調査を行い、卒業論文を書き上げました。これからは国家公務員として、誰もが働きやすい社会づくりに貢献するのが私の目標です。聖徳学園にはいろいろな人と出会い、さまざまな物事にチャレンジする機会があり、一緒に悩み、サポートしてくださる先生・仲間がいます。聖徳での出会いは、人生においてかけがえのないものであると私自身確信しています。この環境を活かし、皆様の学生生活が充実したものになることを願っています。中学2年Y.S高校1年S.H東北大学 文学部 卒業 国家公務員K.K2019年度卒業 企業の方へプレゼンし、オリジナル手帳を開発多くのコミュニケーションの機会が自己成長の糧に聖徳学園での人との出会いが私の道標になりましたいろいろな授業や教科の学びを作品作りに活かします許可を取るのもチラシ制作・配布も生徒自身が行います世界の問題に対する当事者意識が高まりました
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