学生スタッフ座談会﹁卒業してもなお︑聖徳学園とつながっていたい﹂︒そんな想いを持ち︑学生スタッフという立場で︑生徒や教員をサポートしてくれる卒業生たちがいます︒15SHOTOKU GAKUEN JUNIOR HIGH SCHOOL 2025写真左より杏林大学保健学部 看護学科 看護養護教育学専攻Y.S2021年度卒業(中高一貫生)慶應義塾大学法学部 政治学科 K.H2021年度卒業(高入生)青山学院大学法学部 法学科 S.O2020年度卒業(高入生)早稲田大学文学部 文学科(日本語日本文学コース) M.T2020年度卒業(中高一貫生)当時の気持ちや受験生へのアドバイスなどもお話ししています。入試の時は「この中から後輩が生まれるんだな。みんな頑張れ」という思いになりますね。M.Tさんは毎週事務のお手伝いしているんですよね。M.T はい。週1回事務室に通い、電話対応をはじめ、説明会参加者名簿の作成や入試合格者の書類整理など、事務作業のサポートを行っています。ですから関わるのは主に事務職員や先生方ですね。K.H 僕がおもしろかったのは、中3の地域貢献プロジェクトと高2の国際協力プロジェクトの中間発表会のリハーサルで、各発表を論評する仕事です。各班の内容をブラッシュアップするための意見を述べるわけですが、自分も過去に経験しているので、後輩たちの発表を興味深く見ることができました。客観的立場に立つと「この班は頑張ってるな」「この班がちょっと遊んでいたな」というのがわかっちゃう(笑)。当時は気づきませんでしたが、自分もそういう目で見られていたんだなぁ、と。Y.S 私は説明会の運営のほか、英語検定の監督、自習室の監督もやったことがあります。検定の監督は緊張しましたが、顔見知りの生徒たちもいたので、心の中で応援しながら見守りました。私たちが学生スタッフを引き受けた理由Y.S 私は聖徳学園に在校していた頃から、大学生の先輩方が学校に来ていらっしゃるのは知っていました。ただ、学生スタッフの活動内容について知ったのは卒業直前。募集がかかった時、私もぜひやってみたいと思って応募しました。K.H 確か卒業直前に学生スタッフ募集の案内が一斉配信されたんですよね。「興味がある人は学校に来てください」と。M.T 僕たちの時は、募集のプリントが配布されました。S.O そしてやりたい人が事前登録のメールを担当の先生に送り、学校に来て説明会を受けるという流れでしたね。私は聖徳生の頃から、学校説明会の運営に携わるSTARs(聖徳アンバサダーズ)の活動をしていたので、大学生になっても手伝えるならやりたいと思ったのですが、皆さんが応募した理由はなんだったのですか?M.T いい経験になりそうだと思ったからです。K.H 僕は聖徳学園にすごくお世話になったという感覚があるので、そのお礼というか、何らかの形で自分が力になりたいと思ったのです。それに先生や後輩、同級生の学生スタッフといったよく知っている人がいる環境でいろいろな活動ができるという安心感もありました。Y.S 私もSTARsをやっていたことが理由のひとつですが、聖徳大好きっ子の私としては、卒業しても先生や後輩、友だちとのつながりを持ち続けたかったし、学生スタッフ活動が終わった後は、かつて所属していた吹奏楽部にも遊びに行けるのも魅力でした。聖徳学園のさまざまな活動をサポートS.O 私は主に学校説明会の司会や入試の監督補助などをやらせていただいています。説明会では単に進行役というだけでなく、自分が受験生だった学生スタッフとして気づいたこと、見えてきたものY.S 大学の友だちに、私が学生スタッフとして母校のお手伝いをしていると言うとすごく驚かれます。「大学生になってから高校に行くことなんてまずない」とみんな言うんです。私立ならではかもしれませんが、聖徳学園は特に絆が強いと思います。K.H 在校中、大規模校にはない先生と生徒の距離の近さ、生徒がやりたいことを制限しない懐の深さを感じていましたが、その印象は今も変わりません。ただ国際協力プロジェクトなど聖徳学園のグローバル教育に対する外部からの評価が高いことは、学生スタッフになってから気づかされました。DIALOG
元のページ ../index.html#16