10聖徳学園在校時は、勉強だけでなく、入学の決め手となった書道部の活動をはじめとする課外活動にも積極的に参加していました。印象的だったのは、中3の時に経験したニュージーランドでのホームステイ。ホストファミリー達と交流するなかで多様な文化や価値観に触れられたことは、自分の視野を広げる良い経験となりました。東北大学を志望したのは、ある先生の「Kさんに合っているんじゃないかな」という一言がきっかけ。直接その先生に受け持っていただいたことはなかったにもかかわらず、ちゃんと生徒一人ひとりを見てくださっているんだなと嬉しく感じたことを覚えています。中1の地理の授業で世界の宗教に興味を持ったことから、 大学では宗教学を専攻。大学で学ぶ中で、より抽象的な「死」という概念に関心を抱き、ペットの死に際して用いられる「虹の橋を渡る」という表現についてインタビュー調査を行い、卒業論文を書きました。これからは国家公務員として、誰もが働きやすい社会づくりに貢献するのが私の目標です。聖徳学園にはいろいろな人と出会う機会があり、一緒に悩み、サポートしてくださる先生・仲間がいます。聖徳での出会いは、人生においてかけがえのないものであると確信しています。この環境を活かし、皆さんの学生生活が充実したものになることを願っています。東北大学 文学部 卒業国家公務員K.K2019年度卒業 中学3年間をアメリカの現地校で過ごし、ICT機器を活用した教育を受けた私が聖徳学園を選んだ理由は、当時の日本ではまだ珍しかったICT教育やグローバル教育に力を入れているところに魅力を感じたからです。またアメリカの現地校に似たアットホームで自由な雰囲気にも惹かれました。入学後は『国際交流ボランティア』の活動に力を注ぎ、海外からのお客様との交流会の企画運営、外部イベントへの参加など、現在の同団体の土台づくりの一助を担えたのではないかと自負しています。また体育祭、文化祭、国際研修旅行(ベトナム、ルワンダ)などの記録映像撮影など、ICT機器を用いた活動も行いました。これらの活動を通してコミュニケーション能力が磨かれたと思います。と同時に、今までにはないユニークなアプローチで教育や学校のあり方を追求したいという想いが芽生え、リベラルかつアカデミックな環境のある国際基督教大学へ進学。母校の聖徳学園でITチューターを務めた経験を活かし、チューター制度に着目した卒業研究を行いました。今振り返って思うのは、聖徳学園は生徒がやりたいことを常に応援してくれる場所であり、とてもポテンシャルのある学校だということです。就職した外資系コンサルティング会社では、公共サービスの一領域である教育分野での貢献を目指したいと考えています。国際基督教大学 教養学部 アーツ・サイエンス学科 外資系コンサルティング会社勤務K.I2019年度卒業 聖徳学園での人との出会いが私の道標になりました磨いたコミュニケーション力校内外での活動を通して
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