【2025年12月】学校長便り🎄12月のごあいさつ🎄

〜学びを深め、心を整える冬のしめくくり〜

師走に入り、寒さが日に日に増す中、生徒たちは落ち着いた雰囲気の中で、2学期の学びの締めくくりに取り組みました。

12月は教室内での学習と校外での体験がバランスよく行われ、知識・感性・人とのつながりを育む機会にあふれた月となりました。

2学期の集大成として、期末考査が実施されました。これまでの学びの成果を確かめるとともに、自分の理解を振り返る貴重な時間となりました。試験を通して、努力する姿勢と計画的な取り組みがより一層定着してきた様子が見られました。

12月は企業や団体 [クレディセゾン・JTB・TOYOTA・ソニーミュージック]の皆さまにご協力いただき、中学1・2年生を対象とした出張授業が実施されました。

さまざまな分野のプロフェッショナルから、仕事のリアルや社会で求められる力について学び、生徒たちの視野が大きく広がる貴重な機会となりました。

東京都教育委員会の多様な体験活動の機会を提供する「笑顔と学びの体験活動プロジェクト」を実施しました。

今年度は、「芸人さんから学ぶコミュニケーション力」と題して、株式会社笑下村塾所属の芸人「流れ星」さんによる特別授業が行われました。楽しく笑いながら、人と伝え合う力、聞く力、自分の思いを表現する力を学ぶ体験に、生徒たちは終始笑顔で取り組んでいました。

高校2年生は、マルタ・台湾・沖縄の3コースに分かれて研修旅行を行いました。マルタコースは、英語授業の受講、青の洞門やバレッタ市内の観光などを通じてヨーロッパ文化への理解を深めました。台湾コースでは、景文高校・東呉大学との学校交流、九份・天燈上げ、故宮博物館・忠烈祠の兵隊交代見学など、多彩な体験を通じて文化と人とのつながりを実感しました。また、沖縄コースでは、平和記念資料館・ひめゆりの塔を訪れ、平和について深く考えるとともに、万座毛やグラスボート、美ら海水族館で自然の魅力にもふれました。どのコースでも生徒たちは現地での出会いや学びを大切にし、貴重な経験を積むことができました。

希望者対象のベトナム研修では、サンチャ半島の散策や先住民族の博物館見学、園児との交流などを通じて、多文化理解と国際協力の視点を学びました。異なる背景を持つ人々とのふれあいを通して、参加した生徒たちは世界に目を向けた学びの第一歩を踏み出しました。

2025年の締めくくりとして大掃除が行われ、日頃の感謝を込めて校舎をきれいに整えました。そして迎えた終業式では、一人ひとりが今学期の自分を振り返り、新年に向けて新たな気持ちを整える時間となりました。

冬休みを前に、生徒たちはそれぞれの場で「知ること・感じること・考えること」に真剣に向き合っていました。学びを重ねる中での成長は、きっと3学期以降のさらなる飛躍へとつながっていくと思っています。