聖徳学園は，STEAM教育とグローバル教育によって，生徒と教員の創造性を高める学校です。建学の精神である「和」を現代的に解釈した「知識を繋げる」「人と繋がる」「世界を繋げる」ことを教育のビジョンとしています。

• 創造性と多様性を尊重する管理職，常に先進的な学びに挑戦する教職員，未来を見据えた本校教育への理解が高いご家庭という環境により，生徒が社会と繋がりながら新しい学びにチャレンジすることができています。
• 1to1環境により，校内SNSやクラウドの活用，授業サイトの構築等に取り組んでいます。

校名の由来ともなっている聖徳太子の「和」の教えをもとにビジョンを具体化しています。ビジョンをベースとした学習活動の成果をICTを活用して他学年や保護者にも共有しています。

• 知識を繋げる
  教科横断型の取り組みによって各教科で学んだことを組み合わせることで課題解決策をもたらします。
• 人と繋がる
  学年を超えたプログラムや学外の協力者を授業に招くことで多様な背景を持つ方々と協働的な学びを体験しています。
• 世界を繋げる
  国内・国外，リアル・バーチャルな交流を行っており，多様な世界の人々と繋がる経験をしています。

• 対面とオンラインのハイブリッド学習を確立
  校内SNSやクラウドのドライブ，授業支援アプリを活用してきました。2020年からのコロナ禍においても，すぐにオンラインでの授業へ切り替え，中断することなく学習活動を続けました。オンラインでも創造的な活動ができることを実証しました。対面の授業再開後も社会状況に応じてフレキシブルにオンライン授業を組み合わせ，対面とオンラインのハイブリッド学習を聖徳学園のスタイルとして確立しています。
• STEAM教育の開発
  理系教科に特化せず，広く教科横断型の課題解決を中心とした学びを本校のSTEAM教育と位置付けて開発しています。創造的なアウトプットを重視し，Appleのツールやアプリケーションを用いて多彩な作品を生み出しています。
• SDGsをテーマとした学習活動の開発
  SDGsをテーマとして身の回りから他国までAppleのツールを用いたリサーチを通して課題を見出し，具体的な解決策を検討して実践する「SDGs」という授業を各学年で設定。大学や企業，JICA等の協力を得て社会と繋がる取り組みを行っています。
• 新教科STEAM，SDGs
  2017年からの教育改革の成果として，2021年度から新教科STEAM（情報）とSDGs（総合）を中学1年から高校2年で実施。様々な教科の担当者が関わって授業を構築・運営しています。
• STEAM棟
  STEAM教育の象徴として，ラーニングコモンズやスタジオを備えた新校舎で教科横断型の学びを支援しています。実験，製作，収録，プレゼンテーションが一つの校舎で完結できます。
• Professional Learning（教員研修）
  定期的な研修の他にも放課後の質問会等も設定して教員の学びも丁寧にサポート。ICT活用からデータ分析による生徒・クラス把握まで。Apple Teacherの取得率も95％以上を達成しました。

全ての教科で年度毎に授業アンケートを実施しています。

2020年度はオンライン授業が年度当初から行われました。そこでiPadを使ったオンラインの学びに関するアンケート調査を中学1年生・高校1年生を対象に実施しました。４月の授業が開始される前と，オンラインと対面の授業をそれぞれ経験した８月で生徒の意識がどのように変化したのか，創造的な学びがオンライン学習でも実践できたのかを調査しました。

結果として，ICTを用いたオンラインの授業であっても協働的な学びが可能であるが4.23，創造的な学びができたが4.23，表現力が向上したが4.19と高いスコアを示し，iPadを用いた学習活動に関してどの項目もスコアアップしました。

• 教科STEAM，SDGsの充実
  Appleのテクノロジーを使っての問題解決を学ぶSTEAMと，現実世界の課題解決に取り組むSDGsの授業のコラボレーションを中高一貫全体に展開。
• Shotoku Tech Academyの設立
  2021年６月から，Swift Playgrounds，Learn Swift，アプリ開発等をテーマとするShotoku Tech Academyを開講。
• Fab Labの設置
  STEAM教育の推進のため，３Dプリンタ，レーザーカッターや高パフォーマンスなコンピュータを備えたFab Labを校内に設置することを計画。